2019年1月23日
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見学・実践あるのみ

新人看護師にとって毎日の仕事は、座学の知識では到底賄いきれないほどの情報で溢れている。
もちろん、疾患に関する情報は自宅で勉強するべきではあるが、それだけではない。
覚えきれない患者の情報を収集しながら、慣れない看護技術を以て療養上の手伝いを行い、はじめて目にする医療行為を実践で学んでいく必要がある。

看護技術に関しては座学や実習で学べる点ではあるが、実践には役にたたないこともある。
例えば、拘縮の強い患者の更衣や褥瘡のある患者様のケアだ。
安全に留意する点は教科書で学ぶことができるが、患者ごとにコツがある。
そのため、先輩の技術からコツを盗んだり、相談しながら模索したり、試行錯誤して独自に編み出すしかない。
しかし、これは多くの患者と関わるうちに大まかにパターン化され、比較的スムーズに実践できることもある。
経験こそが、看護技術の習得につながる。

医療行為に関しても、以前は「先輩の手を借りて採血を練習した」とよく耳にしたものだが、今日に至っては必要のない医療行為は禁止されており、実際の腕で採血の技術を磨くためには実践を積むしかない。
医療道具にも病院ごとに微々たる違いがあり、学校で学んだままとはいかないだろう。
病院ごとのマニュアルやスタンダードプリコーションに基づいて安全に医療行為を行うためには、見学し、理解した上で実践し、フィードバックを受ける必要がある。
医療行為も、経験こそが勉強となるのだ。

新人看護師は、日々緊張しながら看護を行っている。
緊張しながらも自ら新しいことに飛び込み、実践や経験を重ねていくことが最も重要である。